
とお悩みの方、必見です。
もし、あなたが「後部座席は車検の時だけ戻せばいいや〜」なんて少しでも考えているなら…ちょっとお待ちください!
私も以前は同じようなことを考えていましたが、後部座席を外すことで何か支障がないのか、保険は本当におりるのか、が心配になり、実際に保険会社に問い合わせをして確かめてみました。

実際に私も車をDIYする時には、後部座席を外したので、保険会社の回答や結果をシェアしていきます。
【本記事でわかること】
- 後部座席を外すと支障があること
- 保険は適用されるかの有無
後部座席を外しての運転は、保険はおりない可能性がある

後部座席を外して運転した場合、
構造変更をしていないと、事故の際に保険がおりない可能性がある
…なんとも曖昧な書き方をしてすいません。
ただ実際に保険会社に問い合わせした際に、保険会社によって回答が違っていたのでこう言った書き方をしました。
後部座席を外した運転に対する各保険会社の回答

いくつかの保険会社にも問い合わせてみました。
結果はこちら。
保険会社 | 回答内容 |
---|---|
チューリッヒ保険 | 車が車検証と全く同じ状態でないと保険適用外です |
SBI損保 | 違法改造でなければ申し込み可能だか車両保険は入れない可能性があります |
ソニー損保 | 車が車検証と全く同じ状態でないと保険適用外です |
三井ダイレクト保険 | 事故に直接関係しない改造なら申し込み可能な場合があります |
上記のとおり、保険会社によって回答は違っていました。
共通して電話で最初に聞かれるのが、「違法改造ではないか」の確認です。
違法改造とは主に、車高を著しく低くしたり、マフラーを取り外したり、ライトを規格外の色に変更したりなどの場合に当たります。
後部座席を外して運転は違法ではないので、ここは問題なし。
しかし、半分くらいの保険会社が、「車検査証と違う形で運転して事故をした場合は保険がおりない可能性がある」との回答でした。
私が問い合わせた場合だと、三井ダイレクト保険とSBI損保では保険が適用される場合があるようです。
やはり、可能性…という曖昧な回答で、どこもグレーゾーンのような印象を受けました。
陸運局にも問い合わせ
不安だったので保険会社だけでなく、構造変更の陸運局に問い合わせしてみました。

という回答をいただきました。
保険会社の担当による、となると、万が一事故が起きた際は「運次第」のようになってしまいます。
これではせっかく保険料を支払って保険を掛けている意味が無くなってしまいます。
万が一のときに保険金がおりないなんて事があればせっかくの旅やキャンプを楽しむことができませんよね…。
つまり、
必ず保険を適用させたいのであれば、後部座席を外しての運転は構造変更が必須
ということです。
私も車検の期間はまだ残っていましたが、早急に構造変更の手続きに行きました。
構造変更の流れはこちらに書いています。
後部座席を外して走ると違反ではない

ちなみに、保険はグレーゾーンでしたが、後部座席を外して走行するのは違反ではありません。
今の道路交通法には、シートを外して走行したら違法になるという規定はないからです。
警察に取り締まられる心配はない訳ですね。
ただ、後部座席を外して、荷室をマットや木材でフラットにしたとしても、そこに人を乗せて公道を運転してはいけません。
今は道路交通法の改正で後部座席のシートベルトの着用まで義務化されている上「乗車積載方法違反」にあたり、これは違法になるので注意しましょう。
後部座席を外すと車検は通らない

後部座席を外して車検を受けに行った場合は、構造変更していなければ通りません。
車検証に『乗車定員4名』と書いてあるにも関わらず、4名分乗る事のできる場所が確保されていないからですね。

ですので、上記の内容をまとめると、
後部座席を外しての運転は警察に取り締まられる事はないが、車検には通らない。
ということです。
後部座席を外すなら構造変更が必要な理由・まとめ
- 道路交通法で違反にはならない(荷室に人を乗せて運転は×)
- 車検は通らない
- 保険がおりない可能性がある
→担当者によるというグレーゾーン
後部座席を外しての運転の結論は、
グレーゾーンならば、運に任せるのでなく、旅やキャンプを全力で楽しむためにも、構造変更はしておこう
ということです。
構造変更も陸運局に行く手間はありますが、実際してみると手続きは簡単です。
1度構造変更してしまえば、2度としなくて済むので、早めに済ませてしまうことをお勧めします。