キャンパー
やっぱり荷室が木材だと、フラットになる上に、キャンプの雰囲気も出てオシャレですよね。
今回は実際に筆者が板張りをしてみて簡単に作ることができた方法をお伝えします。
【本記事でわかること】
- 簡単な板張りの仕方
- 板張りの手順
- 板張りに使える便利グッズ
板張りの順序
まずはざっくりと順序を説明します。
【板張りの順序】
- 隙間に根太を貼る
- 断熱剤を入れる
- 木材を車の形にカットする
- 調整する
後部座席を取り外し、そこに板張りする場合も同じ手順です。
用途や車種によって違いますが、今後その板張りをつけたまま固定するなら①から、板張りは取り外し式で内装は変えない場合は③から読んでください。
1、隙間に根太を貼る
板張りを車内と固定する場合は、
運転中に板が動かないようにまずは板を打つための柱(根太)を用意します。
根太を固定してしまう方は、まずは荷室の薄いマットは取り外してしまいましょう。
四角が簡単な金具で挟んで固定しているだけなので、マイナスドライバーで簡単に取り外すことができました。
板張りに用意する物
- 木材(板用)普通合板orパイン材…1枚
- 木材(根太用)角材…6本〜10本
- 強力両面テープ…1つ
- 工具…ジグソー、電動サンダー
板用の木材は安価なものを選ぶなら、普通合板。
見た目重視ならパイン材がおすすめです。
普通合板は厚みの種類も多数あり、1枚あたり1000円以下の低価格。ただ、表面の木目がザラザラであまり綺麗ではないため、上にリメイクシートを貼るか塗装する場合に向いています。
パイン材は分厚く、重く、そして丈夫。手触りはサラサラで木目が綺麗なためよく家具に使われている素材です。1枚あたり3000円〜7000円と高価。
木材は用途に合わせてお好きな物を選びましょう。
また、根太は大抵角材など細長いものを選ぶことが多いですが、もし安価で済ませるために、根太を1枚の板からカットして用意したい場合は、ホームセンターで購入することをおすすめします。
ホームセンターではお会計時に『木材カットお願いします』と伝えると、1カット20円で綺麗にカットしてくれます。※直線のみ。
自分たちでカットする手間や時間、直線の美しさを考えると1カット20円はかなりお手頃です!
根太貼り
カットした角材を下の写真のようにデコボコの隙間に埋めていきます。
根太は両面テープで貼れば、板の重みもあり、十分くっつきます。
ただ、ホームセンターの300円の両面テープでは粘着に不安があるので、土台としてしっかりさせるためにも強力な両面テープを使いましょう。
両面テープにしては少し高価ですが、実際に貼ってから実感!本当に丈夫に固定されましたよ!
断熱材を入れる
板の大体の大きさに合わせて断熱シートを乗せます。
これはあっても無くても見た目には変わりませんが、荷室はメインバッテリーも近くにあり、鉄板が熱くなりやすいのであるに越したことはありません。
中には防音効果もあるものもあります。
木材をカットする
木材カットで1番面倒なのが、車内の凹凸に合わせて曲線に切ることです。
ここが綺麗に切れると美しさが格段に違います。
最初に取り外した薄いマットが残っている方はマットを木材に当てて、線でなぞればOKです。
マットを外さない方や、マットを捨ててしまった方におすすめはこちら。
「型取りゲージ」です。
これがあると無いとでは作業時間は大幅に変わってきます。
使い方は簡単で、この型取りゲージを曲線に当てると、ゲージがそのくぼみの形に変形します。
どんな曲線でも型がとれるので、この型取りゲージは壁にも使えました!
複雑な曲線でも型さえ取れれば線に沿って切るだけです。木材カットにはジグソーを使って丁寧に行いましょう。
4、調整する
大まかに形が取れれば、あとは調整のみです。
切り口を丸くするために電動サンダーで研磨したり、綺麗に仕上げたい場合は木材用塗料・木工用ニスを塗りましょう。
板張りまとめ
最後に板張りの手順を再度記載します。
【板張りの順序】
- 隙間に根太を貼る
- 断熱剤を入れる
- 木材を車の形にカットする
- 調整する
重要な部分は3番の木材カットです。
きちんと型さえ取れれば、作業時間1時間以内で完成しますので型取りは丁寧に行いましょう。