
バンライフって聞いたことあるけど何?
という方、に現役のバンライファーが解説します。
私は現在、脱サラし、2020年の夏から軽バンでバンライフを始めました。
そんな実際にバンライフをしている私が、バンライフとは何かがイメージできるように詳しく説明していきます。
【本記事でわかること】
- バンライフとは何か
- バンライブの生活の様子
- バンライフの魅力・欠点
バンライフ(vanlife)とは

一言で表すと
バンライフとは…バン(車)で生活(ライフ)する新しい生活様式のこと
以前なら車で生活する人のイメージは「お金がない、家を持てない」というマイナスのイメージがありましたが、実はここ数年、急激に注目を集めています。
現役のバンライファーである私も、住むための家はありますが、あえて車での生活を選びました。
上の写真は実際に私が住む車内の写真です。軽バンを改造してキャンピングカー仕様に改造しました。
では、なぜ、私のようにバンライフを始める人が急増したのか?
考えられる理由は以下の通りです。
バンライフが急増した理由

- 場所を選ばず仕事をすることが可能に
- バンライフに関する情報が増加
- コロナウイルスの影響
- キャンプブームの到来
以上の4点です。詳しく見ていきましょう。
場所を選ばず仕事する事が可能に
バンライフが広まった一番の要因は、場所にとらわれずに仕事ができるようになったから、でしょう。
以前は車での生活は、職(お金)がない・家がない人が仕方なく車で生活する事が大半でした。
しかし、今はネット社会も発達し、パソコン1台あれば収入を得られる時代になりました。場合によってはパソコン1台で会社へ毎日通うサラリーマンの何倍も稼ぐ方も多数存在しています。
その上、日本でもようやくWi-Fi環境が整ってきており、最近ではどの飲食店やカフェにもフリーWi-Fiが使えるようになっています。
今後はさらにリモートワークが主流になり、1つの拠点を持つ必要性がなくなる事が予想され、さらにバンライファーは増えるでしょう。
「パソコン1台で稼ぐ方法って何があるの?」という方は誰でも始められる方法をこちらに記載しています。
バンライフに関する情報が増加
バンライフは以前は海外でのみ浸透している生活様式でした。
Instagramで調べてみるとわかるように、ハッシュタグ「#vanlife」の投稿数は既に900万件以上存在します。

バンライフが海外では既に浸透していた理由は、海外は土地が広いため、新しい地域まで行くには食べ物や水を蓄えておく必要があり、車も日本の普通車よりも大きく設計されていたからです。
車での住み心地を良くするために改造し、内装を家のようにするのが海外流バンライフでした。
しかし、日本は土地が狭く、移動で車中泊が必要になることはよっぽどの遠方でない限りありません。
道も狭い場所が多く、車での生活様式はなかなか浸透しませんでした。
しかし、ここ数年、海外のバンライフを参考にして、日本でも大型のキャンピングカーだけではなく、ごく普通の自動車の内装を改造してバンライフを始める人が増えて来ました。
お洒落な内装で使い勝手も良いこの生活様式は、瞬く間に拡散され、バンライフに関する書籍や雑誌まで販売されるようになりました。
情報が増えることで「自分たちもしてみたい」「自分たちでも出来る」と感じる人が、さらにバンライフに挑戦するようになります。
海外と比べるとまだまだ少ないですが、今ようやく日本でのバンライフの情報は急激に増え始め、バンライフが少しずつ浸透しています。
コロナウイルスの影響
コロナの影響で、人との密接を避けるために車中泊をする方が増えています。
コロナウイルスの影響で、人との密接を避け、自分だけの空間を作れることにより、キャンピングカーの需要が高まり、それに合わせてバンライフを始める方が急増しました。
また、以前はリモートで仕事をすることに日本は出遅れていましたが、最近ではネットを繋いでビデオ会議や人と直接会わずとも仕事ができる職場も増えてきました。
今、日本の働き方は見直されつつあり、自宅にいても、どこにいてもWi-Fi環境と電気さえあれば働けるようになってきています。
今回のコロナウイルスの影響はバンライフを日本で増加させる大きなきっかけだったと言えるでしょう。
キャンプブームの到来
コロナウイルスの影響でキャンプブームが到来しました。
人との密接を避けるために、働き方だけでなく遊び方も変化しています。
最近ではキャンプ場や大きな公園で、人との出来るだけ近づかずに過ごす「キャンプ」がブームになりました。
Instagramでハッシュタグ「#キャンプ」を調べると、なんと450万件以上…!

海外に負けず劣らずのお洒落な写真ばかりです。
以前のキャンプはというと、家族でのBBQや40代から50代くらいの男性の遊びのイメージが強かったのですが、最近は若い女性がキャンプギアと彩り鮮やかな料理を並べて過ごす写真が多く見られます。
男女問わず、年齢問わずキャンプブームが来ている証拠です。
また、キャンプは外で一時的に生活することを意味し、バンライフとキャンプは非常に相性が良いため、キャンプブームと一緒にバンライフにもスポットが当たるようになりました。
バンライフは決まった拠点がないので、年中キャンプをしているようなものです。
実際に現役バンライファーの私も、晴れた日は、車で景色の良い場所に移動し、外でご飯を食べ、そのままその周辺で寝泊まりすることもあったりします。
私のようにキャンプ好きが、そういった生活に憧れバンライフを始めたということも、バンライフが急増した理由の1つでしょう。
バンライフは住所不特定者なのか

この疑問はよく聞かれますが、バンライファーは住所不特定者ではありません。
住所に関して、バンライファーの多くは実家に置いている場合が多いです。実際、私もそうさせてもらっています。
やはり生活拠点が車といえど、免許更新時や車検の時、その他でも住所は必要になってきます。また、日本で生活する以上、税金の義務もあります。
ですので、バンライファーも住民税は住民票のあるところで支払っています。
実家がなくお困りの方は「シェアハウス」に置くことや、中には住所をレンタルするサービスまであります。
バンライフの魅力

「バンライフ=車で生活をしている」ということは分かったとして、実際にバンライフをしてみて感じた魅力をお伝えします。
- いつも新しい出会いがある
- 心が豊かになる、癒される
- とにかく自由
いつも新しい出会いがある
バンライフの1番の良さは、毎日新しい出会いがあることです。
新しい出会いとは人だけでなく、景色や、その地域ならではの食事など全てに該当します。
バンライフは基本的に同じ場所にとどまることはしないため、毎日朝は新しい景色を見る事ができます。目の前に海が広がっていたり、山頂付近なら大自然の中で目覚めることも可能です。
これは拠点があると絶対に経験できない素晴らしい魅力です。
個人的に、毎日新しい大きなお風呂(銭湯)に行けることも個人的には大好きな時間です。
心が豊かになる・癒される
先程の新しい出会いと重なりますが、毎日自然や広々とした景色を見ていると心がとても軽くなります。
以前の私は、毎日早起きをして満員電車に乗り、仕事を終え、また満員電車に乗り、家ではYouTubeを見て、だらだら…いつの間にか寝てしまってまた朝に。
憂鬱な毎日をずっと繰り返していました。
しかし、このバンライフを始めてから、ブログやライターでの作業時間は会社員の頃の勤務時間より増えましたが、それでも自然や新しい出会いおかげで、毎日心が豊かに過ごせるようになりました。
仕事も作業も感じ方次第です。
毎日しんどい、仕事したくないと思いながらするよりも、自然が好きで、そういった生活の方がむしろ仕事がはかどることや、効率良く進む人も中にはいると思います。実際に私もその1人です。
作業するときはしっかりして、普段は自然や絶景に癒されるバンライフは、憂鬱な毎日を過ごす方にはぜひおすすめしたい生活様式です。
とにかく自由
もう場所にも仕事にも縛られることはありません。本当に自由です。
朝早起きが苦手で辛い方は、朝はゆっくりできます。昼から作業をしてもいいでしょう。お天気の良い日は外でキャンプをしながら作業だって可能です。
また、バンライフならカフェなどで作業していて、夜遅くなってしまったら、その近くの道の駅やSAを探して寝泊りすることもできます。
人によっては絶景を見ながら寝るためにそこまで移動してもいいですし、運転に疲れてきたら、どこか停車できるところで少し後ろの荷室でお昼寝…なんて事もできます。
家が動いている状態なのでどこでも寝泊まり、休息は可能なんですね。
中には、釣り好きな方は海のそばで宿泊して、早朝に釣りに出かけたり、サーフィンをしに行ったり…という使い方をしている人もいました。
場所が決まっていないので、自分たちの好きなときに好きな場所で泊まれるのは使い勝手としても非常に便利です。
当然、ガソリン代はかかりますが、宿泊代も気にする必要がないのも魅力の1つです。
バンライフとは・まとめ
- 車での生活をすること
- 住所不特定者ではない
- 以前のようなマイナスのイメージは無い
- 海外では既に主流の生活様式
- コロナとキャンプブームの影響も
- とにかく自由に生活
拠点を持たずに働けるようになった今、バンライフは今後もさらに急増していく事が予想されます。
「私もバンライフを始めてみたい…!」という方は是非このブログの他の記事も読んでみてください。
私もバンライフを始めたいと思った時に、何から始めれば良いか、どうすれば良いのか、まだまだ情報が少なくて悩む事がたくさんありました。
そんな過去の私と同じような気持ちの方のために、このブログで情報発信をしています。
必要であればお気軽にご質問や問い合わせもどうぞ!