キャンパー
今回は私たちの『実体験』をもとに、軽バンを購入してからキャンピングカーを作るまでに最低限、最初に準備しておくものをお伝えします。
【本記事でわかること】
- 自作キャンピングカーをする前に、最低限、最初に準備しておくもの
筆者も軽バンでキャンピングカーを作ったので、何から始めればいいのだろう?と悩んでいる方はまずはここから準備してください。
準備するもの・作業場所
まずは作業場所の確保。
これはありそうで意外と見つからないものです。
作業場所に適する条件として
- 電気が使える
- ある程度の広さがある
- 多少の騒音は問題なし
- トイレが近くにある
この4つが揃っていないと、軽バンを改造するには厳しいです。
電気が使える
電気がなぜ必要かと言うと、最近はコードレスの充電式工具も増えていますが、やはりコードありの工具はまだまだ多いからです。
せっかく工具を揃えても使えないと意味がありません。ですので電気は必須です。
場所としてコンセントのついた駐車場か自宅の駐車場が理想ですが、無ければ大容量ポータブルバッテリーでも可。
これ1つあれば作業場所や車に積んで持ち運びも出来るので、便利です。
多少お値段は張りますが、自作キャンピングカーに載せて旅に持って行けるので非常に便利。これがあれば面倒な電気配線はしなくて済みます。
ある程度の広さがある
ある程度の広さが必要な理由は、
木材を使って工具で作業すると、思っている以上に木屑が飛び交うからです。
狭い場所で、すぐ隣に他人の家や車があるとかなり迷惑をかけてしまうので避けましょう。
また、出来れば雨の日も作業できるよう、屋内の場所だとさらに理想的です。
多少の騒音でも迷惑がかからない
工具を使う際、特にディスクグラインダーなどは「ウィーーン」という大きな音が出るものもあります。
夜は作業しないなどのマナー以外に、先程と同様、他人の迷惑にならない場所、もしくは作業する同意をいただける場所でないといけません。
トイレが近くにある
トイレは作業する上では大切です。作業場に無くても、近くにトイレ貸し出しのあるコンビニなどがあれば問題ありません。
準備するもの・車を保管する場所
次に見落としがちなのが、車を保管しておく駐車場です。
車を購入して、作業する場所だけでなく、車をどこに駐車しておくかも先に決めておきましょう。
自宅に空きの駐車場があるなら問題ないですが、無い場合は有料駐車場を使いましょう。
軽バンを購入してから最短で作ったとしても1、2ヶ月は置いておくことになるので、駐車場もそれに合わせて計算しましょう。
筆者
最近はタイムズなどの有料駐車場も月間契約があります。出来るだけ費用を抑えたいのでこれも検討してみてください。
※タイムズの月極駐車場が検索できるサイトはこちらです。
⇒https://times-info.net/monthly/
準備するもの・最低限の工具
車が納車されたらすぐに作業を始められるように最低限の工具は取り揃えておきましょう。
工具はあればあるだけ便利ですが、買い出したらキリがありません。必ず後々に欲しいものが増えます。
ですので、まずは最低限必要なものを揃えて、作業が進むごとに必要であれば購入することがおすすめです。
筆者がキャンピングカーを実際に自作して、本当に必要だと思う工具はこの4つです。
- インパクトドライバー
- ジグソー
- サンダー
- ディスクグラインダー
工具の簡単な説明をしていきます。
インパクトドライバー
インパクトドライバーとは、ビスを打つための工具です。
つまり、木と木をつなぎ合わせるためには必須の工具です。
また、ビスを打つだけでなく、先端のアタッチメントを取り替えれば、穴を開けたり、ヤスリになったりと様々な用途で使えます。
キャンピングカーでの改造だけでなく、普段の簡単なDIYにでも使う機会がたくさんあるので、初めて工具を買う方はこれは持っていて損し無しです。
ジグソー
ジグソーとは、木を切るための工具です。
電動ノコギリとは違い、直線だけでなく『曲線』に木を切ることができます。
キャンピングカーを自作するときは、車は内装が丸く設計されて入いるので、曲線に木材を切る機会は山ほどあります。
ですので、インパクトドライバーと並んで重要な工具の1つです。
工具自体は電動なので、手動のノコギリのような力も必要なく、女性でも簡単に使うことができます。
筆者
電動サンダー
電動サンダーとは木を細かく削る(研磨する)ための工具です。
木を切った後はどうしても、切り口が木の繊維で尖ってしまいます。特によく使う合板は切り口がトゲだらけです。
そこで、このサンダーを使って木の切り口をヤスリます。
こうすることで、見た目が綺麗なだけでなく、触っても痛くないように切り口を丸くすることが出来ます。
これひとつでキャンピングカーの美しさに差が出てきますので、これも必須の工具です。
ディスクグラインダー
ディスクグラインダーは木や鉄を削るための工具です。
先程の電動サンダーと同じく「研磨する」工具ではありますが、どちらか一つでは代用できません。両方必要です。
なぜなら例として
あと、5mm木を削りたい場合、ジグソーだと小さすぎて難しいですが、電動サンダーだと木を削るには細かすぎて何時間もかかってしまう…
そんなときにディスクグラインダーを使います。
ディスクグラインダーは威力が強い分、電動サンダーよりも大幅に削ることができ、電動サンダーでは数十分かかる作業もこれなら一瞬です。
イメージとして
- 電動サンダー⇒切り口を丸くする
- ディスクグラインダー⇒しっかり削る
という感じです。
軽キャンピングカーを自作するなら、これが無いと綺麗に作ることは難しいです。
また、ディスクを変えると鉄類も切れるようになるので、車の内装で要らない部分を取り外すときもこの工具の出番です。
準備するもの・設計図
これが1番重要!設計図は必要です。
難しい設計図を書く必要はなく、何をどこに置くか、何を乗せたいかなど希望はある程度は決めておきましょう。
筆者の場合…
- 床下収納にしたい
- 頭を運転席側にして寝る
- 水道は必要(足元に)
- ソーラーパネルを付ける
- サブバッテリーを置く
- 冷蔵庫を置く
までは決めていました。
進めながらも情報収集し、最終決定した設計図は上記の写真の通りです。
イラストに描きましたが、最初は部屋にマスキングテープを貼って、実寸法を測ってイメージだけは膨らませていました。
進めていくにつれ、途中で変更する場合は仕方ないですが、最低限乗せたいものを決めておかないと後で場所の確保に困ります。
筆者
せっかくキャンピングカーを自作するなら『簡単に出来そう』なものより、まずは『こんな風にしてみたい!』の理想から立てることが設計図を作るポイントです。
準備するもの・まとめ
キャンピングカーを自作するために、最初に準備しておくものはこちらです。
- 作業場所
- 車の保管場所(最低1、2ヶ月)
- DIYに必要な工具4点
- 設計図、理想図
これさえ準備できればあとは、ようやく作業にとりかかることが出来ます!
工具はあまり安いものだと壊れやすいため、結局高くついてしまう場合が多くあります。この初期投資だけは節約せず、良いものを選びましょう。